前回の記事では、息子の足が扁平足だと分かり、理学療法士さんに足の状態を診てもらったことや、運動療法として取り組んだことについて書きました。
約半年間、理学療法士さんに教えてもらった運動を続けてみたものの、足の状態が劇的に変わったわけではありませんでした。
そこで、理学療法士さんから「特注のインソールを作ってみましょう」と勧められることに。
今回は息子の特注インソールを作るまでの流れと、実際にかかった費用、そして当時行った療養費の申請についてまとめます。
※この記事は、息子が2歳頃だった当時の我が家の体験をもとにしています。現在の制度や申請方法は、加入している健康保険や自治体によって異なる場合があります。
特注インソールを作ることに
半年ほど運動療法を続けたところで、理学療法士さんから特注のインソールを作ることを勧められました。
「インソールを作る」と聞いても、当時の私はどんなものを作るのか全くイメージが湧きませんでした。
ただ、これまで理学療法士さんに息子の足を継続して診てもらっていたこともあり、利用することで息子の扁平足が改善する助けになるならばと作ってみることにしました。
特注の装具を作るため、まずは整形外科の先生と義肢装具士さんに診てもらうことになりました。
整形外科・義肢装具士さんとの打ち合わせを予約
理学療法士さんから紹介してもらったところに連絡をすると、整形外科の先生と義肢装具士さんとの打ち合わせの予約を取ることになりました。
ところが、予約がかなり混んでいて実際に診てもらえるのは約3か月後。
「そんなに待つんだ!」と驚いたのを覚えています。
同じように子どもの足について相談している人が、それだけたくさんいるということなのかもしれません。
予約の日までの間もこれまで通り理学療法士さんに教えてもらった運動を続けていました。
待ちに待った予約日
そして、待ちに待った予約の日。
この日は理学療法士さんと義肢装具士さんに息子の足を診てもらいました。
実際に足の状態を確認したり、足の型を取ったりしながら息子に合う装具を作っていきます。
そして、特注インソールを入れる靴についても相談がありました。
初めはいつも履いているようなスニーカータイプではなく、足首をしっかり固定できるようなショートブーツのような靴を使用するとのことでした。
靴の色やデザインは何種類かあり、選ばせてもらうことができました。
当時2歳だった息子が選んだのは……
白い靴+トーマスのワンポイント
この頃はトーマスが大好きだったので、迷わずトーマスを選んでいました。
足の型を取ったり、靴を選んだりしている間も息子は比較的楽しそうにしていました。
その後、整形外科の先生にも診てもらい、息子には特注のインソールが必要だと判断されました。
義肢装具士さんからは、
- インソールと靴を作製する
- 約2週間後に完成したものを試着する
- 実際に履いて歩き方を確認し、必要に応じて調整する
- 最後に整形外科の先生にも確認してもらう
という流れを説明してもらいました。
完成するまで、さらに2週間ほど待つことになりました。
2週間後、いよいよ特注インソールが完成!
そして2週間後。
待ちに待った特注インソールと靴が完成しました。
理学療法士さんと義肢装具士さんに実際に履かせてもらい、サイズや足の状態を確認していきます。
ところが……
ここで、思わぬ問題が発生しました。
息子が靴を履いて歩いてくれない!!
今まで履いていた普通の靴とは違い、足をしっかり固定するような作りになっていたため、息子にとってはかなり違和感があったようです。
ベルトもしっかり締める必要があり、嫌がってしまってなかなか歩いてくれませんでした。
「せっかく作ったのに、履いてくれなかったらどうしよう……」
と、このときはちょっと心配になりました。
そんな中でしたが、義肢装具士さんに調整してもらいながら少しずつ試し履きを重ね、その後は整形外科の先生にも完成した装具を確認してもらいました。
特注インソールの費用は?
そして気になるのが、特注インソールの費用です。
当時、息子のインソールと専用の靴を合わせて4万円を超える金額を一度自分たちで支払いました。
正確な金額は今となっては覚えていないのですが、インソールについては3.5万円程度だったと記憶しています。
「子どもの足のためとはいえ、結構するな……」
というのが、そのときの正直な感想でした。
ただ、治療のために医師が必要と認めた装具については健康保険の「療養費」として申請できる場合があります。
現在も医師の指示によって治療用装具を購入した場合には、療養費の支給対象となる仕組みがあります。
足底装具も治療用装具の一例として案内されています。
我が家が行った療養費の申請
当時の我が家の場合は息子が私の夫の健康保険の扶養に入っていたため、まず健康保険側へ療養費の申請をしました。
当時は、
- 医師に必要な書類を書いてもらう
- 装具を作った際の領収書などを用意する
- 健康保険へ療養費の申請をする
- 健康保険から支給決定の通知を受け取る
- その後、自治体の子どもの医療費助成について必要な手続きをする
という流れで手続きをしました。
現在も治療用装具の療養費申請では、領収書や医師が記入・証明した「治療用装具製作指示装着証明書」などが必要とされています。
加入している健康保険によって必要書類や手続きが異なる場合があるので、実際に申請するときは加入先の保険者に確認するのがおすすめです。
我が家の場合、最終的な自己負担は?
当時は専用の靴の費用を除き、インソールについては所定の手続きをすることで最終的に自己負担した分がほぼ戻ってきました。
ただし、これは当時の我が家の場合です。
治療用装具の療養費は実際に支払った金額がそのまま全額支給されるとは限らず、健康保険で定められた基準額などをもとに支給額が計算されます。
また、子どもの医療費助成についても自治体によって制度や申請方法が異なります。
そのため、
「特注インソールは必ず全額戻ってくる」
というわけではありません。
これから作る予定がある方は、作製前に
- 加入している健康保険
- 自治体の子ども医療費助成
- 療養費の対象になる装具なのか
- どんな書類が必要なのか
- 専用の靴の費用は対象になるのか
などを確認しておくと安心です。
特注インソールを作って終わり……ではありませんでした
こうして息子の特注インソールが完成しました。
ただ、実際にはここからがスタート。
最初は専用の靴を嫌がってしまった息子。
「ちゃんと履いてくれるかな?」
「このまま履いてくれなかったらどうしよう?」
と、親としては心配でした。
そして、その後どうなったのかというと……
現在5歳になった息子は、今でも理学療法士さんに定期的に足を診てもらっています。
インソールも足の成長に合わせて調整しながら使っています。
2歳の頃には「本当にこれでよくなるのかな?」と思っていた私ですが、数年たった今振り返ってみると、足の状態はかなり変わりました。
その後の経過については、次の記事で詳しくまとめています。
→ 息子の足が扁平足だった話④|その後、足はどうなった?5歳現在の様子



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