【3年間実践して分かった】『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』を読んで変わったこと

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はじめに

約3年前、息子が2歳だった頃に読んだ一冊があります。

『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』です。

当時の私はイヤイヤ期真っ最中の息子と向き合いながら、「この接し方で本当にいいのかな」と毎日のように悩んでいました。

あれから約3年。

息子は5歳になり、この本で一番印象に残った「信じて待つ」という考え方を、完璧ではないものの日々意識しながら子育てを続けてきました。

今回は、本の内容を紹介するだけではなく、「実際に3年間意識してみてどうだったのか」を体験談とともにお話ししたいと思います。

この本について

今回紹介するのはこちらの一冊です。

モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て

(モンテッソーリ教師 あきえ)

この本では、

「子どもには自分で育つ力(自己教育力)がある」

というモンテッソーリ教育の考え方をベースに、0〜6歳頃までの子どもとの関わり方が紹介されています。

難しい教育理論を説明する本ではなく、

  • 子どもがなかなか着替えない
  • 思い通りにならずイライラする
  • 「自分でやる!」と言って時間がかかる

そんな日常でよくある場面を例にしながら、「親はどのように関わるとよいか」が分かりやすく書かれています。

モンテッソーリ教育に興味がある方はもちろん、

「家庭で無理なく取り入れられる考え方を知りたい」

という方にも読みやすい一冊です。

一番心に残った言葉は「信じて待つ」

この本を読んで、一番印象に残った言葉があります。

それが、

「信じて待つ」

という考え方です。

言葉だけ聞くと、とても簡単そうに感じます。

でも実際に子育てをしてみると、これが本当に難しい。

子どもは最初から何でも上手にできるわけではありません。

靴を履くのも、

服を着るのも、

ボタンを留めるのも、

とにかく時間がかかります。

親としては、

「貸して!」
「ママがやった方が早い!」

と言いたくなる場面が毎日のようにあります。

でも、それでは子どもが挑戦する機会を奪ってしまうことにもなります。

この本を読んでからは、

「時間はかかるけれど、今はこの時間が必要なんだ。」

そう考えられるようになりました。

もちろん、毎回うまくできるわけではありません。

忙しい朝などは、今でも焦ってしまう日があります。

それでも、「まずは少し待ってみよう」と思えるようになったことは、私にとって大きな変化でした。

実際に3年間やってみたことの紹介:靴下と靴を履く練習

一番印象に残っているのは、

靴下を履いて、その後に靴を履くまでの一連の流れです。

最初の頃は本当に時間がかかりました。

靴下は途中で丸まってしまう。

かかとはなかなか入らない。

靴下を引っ張り過ぎてかかとがくるぶしまで来てしまう。

靴も左右が逆になったり、かかとを踏んでしまったり…。

正直、

「時間がないから代わろうか。」

と言いたくなることは何度もありました。

でも、その気持ちをぐっとこらえて見守るようにしました。

もちろん、いつまでも待てるわけではありません。

我が家では、親の中で「ここまで待とう」というデッドラインを決め、それまでは息子が挑戦する姿を見守るようにしていました。

すると少しずつコツを覚え、

手や足の動かし方も上手になり、

今では全く手伝うことなく、自分で靴下も靴もスムーズに履けるようになりました。

しかも最近では、座って履くだけではなく、立ったままバランスを取りながら靴を履く姿も見られるようになり、「こんなことまでできるようになったんだ」と成長を感じています。

「待つ」は親にとっても修行だった

正直に言うと、「信じて待つ」は子どもよりも親の修行です。

特に朝は時間との勝負。

子どもは一生懸命頑張っている。

でも時計を見ると焦る。

そんな場面は今でもあります。

だから私は、

「ここまでは待つ」という自分なりのルール

を作りました。

全部待つのではなく、

どうしても間に合わない時だけ手伝う。

そう決めてからは、以前よりイライラすることが少なくなりました。

そして今振り返ると、

あの頃待っていた時間は決して無駄ではありませんでした。

息子は今、自分でできることが本当に増えています。

朝の支度も以前よりずっとスムーズになり、「自分のことは自分でやる」という姿勢が自然と身についてきたように感じています。

息子に起きた変化

「信じて待つ」を意識してきたことで、息子に一番感じる変化は「まずは自分でやってみよう」という気持ちが育ったことです。

もちろん、すべてが最初からうまくいくわけではありません。

「難しい」「できない」そういってへそを曲げることもあります。

そんな時は親が代わりにやるのではなく、

「どうしたらできそうかな?」
「ここだけ手伝おうか?」

と、一緒に考えながら再挑戦するようにしています。

その積み重ねもあってか、今では新しいことにも前向きに挑戦する姿がよく見られるようになりました。

夏休みの宿題で感じた「自己教育力」

最近、「自己教育力」を強く感じた出来事があります。

それが年中の夏休みの課題として出された「ひらがなの練習」です。

「あ」から「ん」まで書くプリントが3回分出されたのですが、念のためコピーを取っておきました。

息子にはまず課題を強制させるような形にならないように

  • 幼稚園から夏休みの課題としてひらがなの練習をしてきてほしいとお手紙があったこと
  • 練習は「あ」から「ん」までのひらがなのお手本をなぞるのと自力で書くのが3回分あること

を伝え、いつやろうかと計画を一緒に立てました。

息子は既にひらがなを書くこと自体はマスターしていたのもあってか、「今日からやる!」と言って早速練習をしていました。

3回分の課題が終わったあと、息子が突然、

「もっときれいに書けるようになりたい。」

と言い、自分からコピーしたプリントを持ってきて練習を始めたのです。

もちろん、大人が隣に座って一緒に練習する日もあります。

でも、一人で机に向かって黙々と練習している日もあります。

気付けば10回以上は繰り返し書いていて、文字のバランスもどんどん整ってきました。

「できるようになりたい。」

その気持ちが息子の中から自然に生まれていることに、とても驚きました。

この姿を見て、「子どもには自分で成長しようとする力がある」という本の言葉を改めて実感しています。

「お手伝いしたい!」も成長の一つ

もう一つ嬉しい変化があります。

それは、お手伝いを進んでしてくれるようになったことです。

「息子くんもやる!」

「何か手伝うことある?」

そんなふうに声を掛けてくれることが増えました。

もちろん、その日の気分にも左右されます(笑)。

でも、自分から「誰かの役に立ちたい」と思って行動してくれる姿はとても嬉しいものです。

完璧にできなくても、

「やってみたい。」

そう思える気持ちをこれからも大切にしてあげたいと思っています。

私自身にも変化がありました

この本を読んで変わったのは、息子だけではありません。

実は一番変わったのは私自身かもしれません。

以前は、

「できたね!」

という結果ばかりを見て褒めていました。

でも今は、

「前よりここが上手になったね。」

というように、成長した過程を見るようになりました。

例えば洗濯物を畳んでくれた時。

以前は、

「ありがとう!」

だけで終わっていました。

今では、

「タオルの端と端をきれいに重ねられるようになったね。」

「前より丁寧に畳めるようになったね。」

と、具体的に成長した部分を伝えるようにしています。

子ども自身も、

「前よりできるようになった。」

という実感を持ちやすいのではないかと感じています。

少し気になった点

読んでいて大きく気になった点はありませんでした。

ただ、この本は「こうすれば必ずうまくいく」という答えを教えてくれる本ではありません

子どもの発達を理解し、

親がどのような姿勢で関わるかを考えるヒントを与えてくれる一冊です。

そのため、

「すぐに悩みを解決したい。」

「具体的なテクニックだけ知りたい。」

という方は少し物足りなく感じるかもしれません。

一方で、

「子どもとの向き合い方そのものを見直したい。」

という方には、とても参考になる内容だと思います。

こんな方におすすめ

この本は、こんな方に特におすすめです。

  • 初めて子育てをする方
  • 幼児との関わり方に悩んでいる方
  • 朝は時間がなく、つい子どもを急かしてしまう方
  • 「○○教育」にこだわらず、さまざまな子育ての考え方に触れてみたい方

反対に、

  • 「○○教育だけを徹底的に学びたい」という方
  • 今抱えている悩みをすぐに解決できる方法だけを知りたい方

には少しイメージが違う本になるかもしれません。

まとめ

この本に出会ったのは、息子が2歳の頃でした。

そして今、息子は5歳になりました。

もちろん、この本を読んだからすべてがうまくいったわけではありません。

私自身、今でも焦ったり、イライラしてしまったりする日はあります。

それでも、「信じて待つ」という考え方は、子育てをする中で何度も私を助けてくれました。

子育ては「子どもを育てること」と考えがちですが、この数年間で強く感じたのは、

子育ては「親育て」でもある

ということです。

子どもと一緒に悩み、失敗し、少しずつ親も成長していく。

そんな毎日の中で、この本は今でも何度も読み返したくなる大切な一冊になっています。

もし今、

「この接し方でいいのかな。」

「もっと子どもの力を信じてあげたい。」

そんな思いを抱えている方がいたら、ぜひ一度手に取ってみてください。

きっと、明日からの子どもとの向き合い方のヒントが見つかると思います。

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