【子育て本レビュー】「シリコンバレー式 世界一の子育て」を読んで|自己肯定感を育てる親子の関わり方

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毎日子育てを頑張っているお父さん・お母さん、お疲れ様です。

子育てについて調べていると、

「自己肯定感を育てましょう」
「考える力を身につけさせましょう」
「幼児期から英語に触れさせた方がいい」

など、さまざまな情報を目にしますよね。

私自身も息子が小さい頃、

「これからの時代を生きていくために、子どもはどんな力を身につけたほうがいいのかな?」

と考えることがありました。

そんなときに読んだのが、今回紹介する『シリコンバレー式 世界一の子育て』です。

この本では、これからの時代に必要とされる力として、自己肯定感や考える力、意志力、社会的スキル、国際的スキルなどについて書かれています。

私が特に印象に残ったのが、「自己肯定感」についての考え方でした。

この記事では、本の内容だけでなく、実際に読んだ当時から5歳になった現在までの息子との関わりを振り返りながら、

  • この本を読んで私が意識するようになったこと
  • 子育ての中で実践してきたこと
  • 5歳になった今、息子に見られるようになった変化

について紹介します。

子育てについて考えるきっかけになる本を探している方の参考になれば嬉しいです。

 

今回紹介する子育て本

今回紹介する本がこちら。

シリコンバレー式 世界一の子育て

(Sora International Preschool創立者 中村玲子

この本では、これからの時代に必要とされる「点数では測れない力」として、

  • 非認知能力
  • STEAM教育

などについて紹介されています。

さらに、子どもが自分の才能を生かして世界で羽ばたくために必要な力として、

  • 自己肯定感
  • 考える力
  • 意志力
  • 社会的スキル
  • 国際的スキル

について、それぞれ具体的に書かれています。

単純に「こういう教育をしましょう」という内容ではなく、

これからの時代を生きていく子どもに、どんな力が必要なのか。
そのために幼児期からどんな環境や関わりが必要なのか。

という視点から子育てについて考えられる本だと感じました。

日本の教育について考えるきっかけになった一冊

この本はまず、

「なぜ日本は平成の30年間で成長できなかったのか?」
「日本ではAppleやGoogleのような世界的企業がなぜ生まれないのか?」

といった、日本と世界の現状について考えるところから始まります。

そこから、

「これからの世界で活躍できる人とはどんな人なのか?」

という話につながり、そのために必要な力や幼児教育、そして大人の役割について書かれています。

普段読む子育て本とは少し違った切り口だったので、私は新鮮な気持ちで読み進めることができました。

そして読みながら、

「今の学校教育だけで、これからの時代を生きていくために必要な力を十分に身につけられるのだろうか?」

と考えるきっかけにもなりました。

もちろん、学校教育だけですべてが決まるわけではありません。

家庭、幼稚園や保育園、学校、友達との関わり、本人の経験など、子どもの成長にはさまざまなものが影響すると思います。

だからこそ、親としてできることは何なのかを考えながら読めたことが、この本の印象に残っている理由の一つです。

一番印象に残った「自己肯定感」

この本を読んで、私が特に印象に残ったのが自己肯定感について書かれていた部分です。

自己肯定感はこれから生きていくために必要となるさまざまな力の土台になる、という考え方が紹介されています。

それを読んだとき、

「自己肯定感って、そんなに大切なものなんだ」

と、改めてハッとしました。

「自分のことを好きだと思えること」くらいに考えていた自己肯定感が単独で存在するものではなく、

「失敗してももう一度やってみよう」
「自分は自分でいい」

という気持ちの土台にもつながっていく。

そう考えると、普段の子どもへの声掛けや接し方も少し違って見えてきました。

本を読んでから、子育てで意識するようになったこと

この本を読んだからといって、急に子育てが上手になったわけではありません。

むしろ、実際にやってみると

「これ、思っていたより難しい……」

と感じることもたくさんありました。

その中でも、私が特に意識するようになったのが次の3つです。

自己肯定感を下げない声掛けをする

子どもが何かに失敗したときや、他の子と比べてしまっているときつい

「○○ちゃんはできているよ」
「もっと頑張らないと」

と言いたくなることがあります。

私自身、他の子と比較されたことで苦しくなった経験があるため息子を見る時はできるだけ「他の誰かと比べる」のではなく、「過去の自分(息子)と比べる」ことに注目するよう意識しました。

失敗しても挑戦することを大切にする

「できないからやめる」のではなく、

「やってみたい」と自分で決めたのであれば、まずは挑戦してみる。

これも、子育ての中で意識するようになったことです。

もちろん、すべてを無理に最後までやらせるわけではありません。

難しいことに挑戦するときには親が助け舟を出しながら、

「どうしたらできるかな?」

と一緒に考えることもあります。

自分で選ぶ機会をつくる

息子が小さい頃から、日常生活の中で自分に関係することはできるだけ本人が選べるようにしてきました。

もちろん、何でも自由に決めてもらうわけではありません。

まだ小さい頃は、

「赤と青ならどっちがいい?」
「この服とこっちの服、どっちを着たい?」

というように、2つか3つ程度の選択肢を用意していました。

小さなことでも、

「自分で選んだ」
「自分で決めた」

という経験を積み重ねることが、自分で考えて行動することにも繋がっていくのではないかと考えた上で選択の機会を意識的に作っていました。

5歳になった今、息子に感じる変化

この本を読んだのは息子が2歳の頃。

あれから時間が経ち、息子ももうすぐ5歳です。

子どもの成長には生まれ持った性格や幼稚園、習い事、友達との関わりなど、さまざまなものが影響していると思います。

そのため、

「この本を読んだから息子がこう成長した」

とは思っていません。

ただ、この本を読んでから私自身が子どもとの関わり方を考える機会が増えたことは確かです。

5歳になった今の息子を見ていると、以前と比べてこんな姿が見られるようになりました。

好きなことに集中して取り組めるようになった

息子はもともと体を動かすことが大好きで、1歳4か月頃から体操教室に通っています。

親の希望で始めた習い事ではありましたが、本人が「もうやりたくない」と思ったときには無理に続けさせるつもりはありませんでした。

ところが、今でも毎週「楽しい!」と言いながら通っています。

年中さんになってからはより難しい種目に挑戦する時間も増えてきました。

先生の話を聞く

実際にやってみる

できたところ・課題を教えてもらう

修正してもう一度挑戦する

という流れを繰り返している姿を見ることも増えました。

その姿を見ていると、以前よりも「できるようになりたい」という気持ちを持って、集中して取り組めるようになったなと感じます。

先生の判断で年長さんに混ざって跳び箱5段に挑戦したり、鉄棒で空中逆上がりに挑戦したりする機会ももらえました。

難しいことに挑戦できることが嬉しいようで、それがさらにやる気につながっているようです。

夏休みには、種目を絞って集中的に練習する「短期集中講座」にも参加しました。

「どれをやりたい?」と聞くと、

「鉄棒とトランポリン、跳び箱、縄跳び、ボール!」

と、やりたいものを自分から選びました。

実際に参加してみると、どの種目も楽しそうに取り組み、本人も満足した様子。

「好きなことを見つけて、それに集中して取り組む」という経験を積み重ねていることを、親としても嬉しく感じています。

失敗しても、もう一度挑戦できるようになった

この変化を一番分かりやすく感じたのが、縄跳びです。

息子が4歳の頃、上級生が上手に縄跳びをしている姿を見て、

「息子くんも跳べるようになりたい!」

と言い出しました。

当時は前回し跳びがまだできず、縄をきれいに回すことも、「回して、ぴょん」というリズムを取ることも難しい状態。

冬休みの課題に「縄跳び頑張りカード」があったこともあり、挑戦してみることにしました。

最初は思うようにできず、本人も途中で心が折れそうになりました。

そこで、

「幼稚園のお兄さん、お姉さんも最初から跳べたわけじゃないんだよ。何回も何回も練習して、できるようになったんだよ」

と話しました。

そして、

「今日は前跳びができるようになることじゃなくて、まずは『回して、ぴょん』がきれいにできるようになるまで頑張ってみよう」

と、その日の目標を小さく区切ることにしました。

そこから少しずつ練習を続け、現在では、

前回し跳び100回以上、後ろ回し跳び30回以上

できるようになりました。

今は後ろ回し跳びの連続回数を伸ばしたり、交差跳びの練習をしたりしています。

もちろん、何でも努力すれば必ずできるようになるとは限りません。

それでも、

「できないからやめる」のではなく、「どうしたらできるようになるかな?」と考えてもう一度挑戦する。

この姿勢が身についてきたことは、大きな成長だと感じています。

自分で選び、自分で決める経験も増えた

小さい頃から、息子自身に関わることについては、できるだけ自分で選ぶ機会を作ってきました。

最初は2つや3つの選択肢から選ぶところから始めましたが、今ではたくさんの選択肢の中から自分で決められるようになりました。

例えば、

  • 食べたいケーキ
  • 外食で食べたいもの
  • 遊びに行きたい場所
  • その日に着たい洋服

など。

我が家では、ケーキや外食でも「一人では食べ切れないからお母さんと半分こ」という決め方をあえてしてきませんでした。

私も食べたいものを選ぶ。

息子も自分が食べたいものを選ぶ。

結果的に食べきれず残してしまうこともありますが、それでも「自分で選んだ」という経験は大切にしてきました。

今では「息子くんはこれがいい!」と自分の意思をはっきり伝えてくれるようになっています。

自分の気持ちを言葉にできるようになった

5歳になり、自分の気持ちや考えていることを以前よりも言葉で伝えてくれるようになりました。

「これがやりたい」

「これは嫌だった」

「もっとこうしたい」

と、自分の意思を言葉にすることが増えています。

もちろん、まだまだ感情が先に出てしまうこともあります。

それでも、少しずつ「自分はどうしたいのか」を言葉にして伝えられるようになってきたことに成長を感じます。

親としても、

「どうしたい?」

「どう思った?」

と聞いてあげることで、息子自身が自分の気持ちを整理する時間を作るようにしています。

人と協力することも増えてきた

家庭では、その日の気分にもよりますが、家事を手伝ってくれることが増えました。

例えば、

  • 洗濯物を取り込む
  • 洗濯物をたたむ
  • 料理の手伝い
  • 食材を冷蔵庫から選ぶ
  • 調味料を計って混ぜる
  • 掃除
  • 花の水やり

など。

「手伝って」とこちらからお願いすることは、実はそれほど多くありません。

我が家では私がリビングから別の部屋へ行くときに、

「お母さん、○○やってくるね」

と声を掛けるようにしていました。

もともとは、私が何も言わずに部屋を離れると不安になって泣いてしまうことがあったため始めた声掛けでした。

ところが、いつの頃からか、

「息子くんもやる!」

と一緒についてきてくれるようになりました。

最近では、

「お母さん今日お仕事で疲れてるでしょ?息子くんが一緒にやれば早く終わるかなと思って」

と言ってくれたことも。

こんな言葉が出てくるようになったことに、思わず嬉しくなりました。

また、これは私自身が幼稚園で直接見たわけではないのですが、先生方からも

「息子くんは困っているお友達がいると、よく助けてあげています」

と教えていただくことがあります。

自分のことだけでなく、周りにいる人の様子にも目を向けられるようになっているのかなと感じたエピソードです。

「子どもを育てる」だけではなく「親も育ててもらっている」

この本を読んだのは息子が2歳の頃でした。

当時はまだ「これからどんな子に育っていくんだろう」と考えることが多く、今のように具体的な成長をイメージすることはできませんでした。

それから数年経ち、息子が5歳になった今。

振り返ってみると、子育ては子どもを成長させるだけではなく、親自身も一緒に成長していくものなんだなと感じています。

以前なら、

「早くして!」

「もう私がやった方が早い!」

と思ってしまっていた場面でも、

「息子くんはどうしたいんだろう?」

と一度考えられるようになりました。

もちろん、今でも余裕がなくなれば怒ってしまうこともあります。

毎回理想的な関わり方ができているわけではありません。

それでも、この本を読んだことで、

「子どもの自己肯定感を育てるために、親としてどんな関わり方をしたらいいんだろう?」

と考えるきっかけをもらえたことは、今でも大きかったと思っています。

5歳になった今でも読み返している一冊

息子がもうすぐ5歳になる現在も、この本は手元に残しています。

全部を最初から読み返すわけではありませんが、

「この部分、もう一度読みたいな」

と思ったセクションを、時々読み返しています。

子育てをしていると、

「これでいいのかな?」

と迷うことがあります。

そんなときに、この本に書かれていることをすべて実践しようとするのではなく、日常生活の中で子どもと関わるためのヒントを一つもらうくらいの気持ちで読み返しています。

2歳の頃に読んだ本を、5歳になった今でも読み返している。

それだけでも、私にとってこの本が長く手元に残っている理由なのだと思います。

こんな方におすすめ

『シリコンバレー式 世界一の子育て』は、特にこんな方におすすめしたい一冊です。

  • 初めて子育てをする方
  • 「○○教育」にこだわらず、いろいろな子育ての考え方を知りたい方
  • 子どもの自己肯定感について考えてみたい方
  • 子どもへの声掛けや関わり方に悩んでいる方
  • 子どもに「失敗しても挑戦する力」を身につけてほしい方
  • これからの時代に必要な力について考えてみたい方
  • 幼児期からの英語教育について考えている方

一方で、

「○○教育を実践するための具体的な方法だけを知りたい」

という方には、少し物足りなく感じるかもしれません。

この本は、特定の教育法をそのまま家庭に取り入れるというより、

「これからの時代を生きる子どもに、どんな力を育てていきたいか」

を考えるきっかけをくれる本だと私は感じました。

まとめ

今回は、『シリコンバレー式 世界一の子育て』を紹介しました。

私がこの本を読んで特に印象に残ったのは、自己肯定感がこれからを生きていくために必要なさまざまな力の土台になるという考え方です。

本を読んだからといって、すべてを完璧に実践できているわけではありません。

それでも、

  • 自己肯定感を下げない声掛けをする
  • 失敗しても挑戦することを大切にする
  • 自分で選ぶ機会を作る
  • 子どもの気持ちを一人の意思として尊重する

ということを意識するきっかけになりました。

そして、息子が5歳になった今、好きなことに集中したり、失敗しても何度も挑戦したり、自分の気持ちを言葉にしたり、周りの人を気遣ったりする姿を見ると、少しずつ成長していることを実感します。

もちろん、これらの成長がすべてこの本のおかげだとは思っていません。

息子自身の性格や幼稚園、習い事、友達との関わりなど、さまざまな経験が積み重なって今の姿につながっているのだと思います。

それでも、この本に出会えたことで、「子どもを育てる」ということだけではなく、「親としてどう関わっていくか」を考えることができたのは、私にとって大きな意味がありました。

子育てについて考えるためのヒントが欲しい方や、自己肯定感を育てる子どもとの関わり方について考えてみたい方は、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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