はじめに
こんにちは、Kasuminです。
一つ前の記事で息子の足が扁平足だったことが分かったきっかけや普段の様子について書きました。
息子の足が扁平足だった話①↓
今回は「扁平足ってどんな状態の足?」や「扁平足を放っておくと良くないのか?」といった内容
も含めて記事を書いていきたいと思います。
2歳の男の子がいます。
子育てに関する情報が溢れている中、自分にとって・そして息子にとってどのように日々向き合い・接していくのが一番良いのかを考えています。
そもそも「扁平足」ってどんな状態の足?
扁平足とは、足の土踏まず(アーチ)が低いか、完全に平らになっている状態を指します。
通常、足のアーチは歩行や走行の際に衝撃を吸収し、バランスを保つ役割を果たしています。
しかし、扁平足ではこのアーチが欠如しているため、足全体が地面に接触します。
扁平足の特徴は以下の通りです。
・アーチの低下:足の内側のアーチが低い、もしくは全く見られない状態です。 これによって、足の裏全体が地面に接することになります。 ・歩行や立位での痛み: 足のアーチがないため、足や脚に余分なストレスがかかりやすく、 長時間の立位や歩行で痛みや疲労を感じることがあります。 ・足の形の変化: 扁平足の人は、足の外側に偏って歩く傾向があります。 これが続くと、靴の外側が早く摩耗するなどの兆候が現れます。 ・脚や腰の痛み: 足のアーチが正しく機能しないと、歩行のバランスが崩れ、 膝や腰など他の関節にも負担がかかり、痛みを引き起こすことがあります。
息子の場合、痛みはないようでしたが足に余分なストレスが掛かって疲れやすいようでした。
また、靴の外側の摩耗が結構目立っていました。
扁平足になる原因は?放っておいてもいいの?
扁平足の原因は以下のような要因があります。
・遺伝的要因 ・生まれつきの足の構造 ・筋力の低下 ・靭帯の緩み ・過度の体重
などが挙げられます。
多くの場合、特に子供の扁平足は成長とともに自然に改善することがありますが、痛みや不快感を
伴う場合や大人になっても改善しない場合には、医師の診断と治療が必要です。
治療方法としては、特製のインソールの使用、ストレッチや筋力強化運動、適切な靴の選択などが
あります。
息子の場合、理学療法士さんに足を診てもらった時に「足首の柔らかさ」と「体重(成長曲線の上
の方)」、「歩き始めの時期の速さ」が要因かな?といった感じでした。
成長とともに自然に改善することがあるとはいえ、専門家に診て貰って経過観察をするのが一番
安心なのかなと思います。
理学療法士さんに相談・運動療法開始
子育て相談から1月程経って理学療法士さんに息子が歩いている様子、足の形等を診てもらうこと
が出来ました。
その時の息子の足の状態は、
アーチが殆どなく、足首が内側に沈んでしまっている状態でした。
段差のない平坦な道でよく転ぶ、靴の外側の摩耗も扁平足の特徴と言われました。
そしてここから約半年程、理学療法士さんに教えてもらった運動療法の実施と定期的な運動相談を
行っていきました。
どんな運動療法がある?
扁平足の運動療法には足のアーチを強化し、足の柔軟性を改善するための様々なエクササイズ
があります。
運動療法は以下のようなものがあります。
・タオルスクラップ(タオルギャザー):床に置いたタオルの端をつま先でつかみ、タオルを 引き寄せます。 この動作を繰り返すことで、足のアーチを支える筋肉を強化します。 ・マーブルトレーニング:床に散らばせたマーブル(ビー玉)や小さな物を足の指でつかみ、 容器に入れます。 これも足の筋肉を鍛えるのに効果的です。 ・かかと上げ(カーフレイズ):直立して、かかとを上げてつま先立ちになります。 その後、ゆっくりとかかとを下ろします。 この動作を繰り返すことで、ふくらはぎの筋肉と足のアーチを強化します。 ・アーチリフト:座った状態で、足の裏を地面にしっかりとつけ、足の指を使わずに土踏まずを 持ち上げるように意識して足のアーチを作ります。 数秒間保持し、元に戻します。 ・タオルストレッチ:座った状態で、タオルを足の裏にかけ、両端を手で持ちます。 タオルを引いて足の裏を伸ばします。 このストレッチは足の柔軟性を改善し、アキレス腱とふくらはぎの筋肉を伸ばすのに役立ち ます。 ・つま先ウォーク:つま先で歩くことで、足のアーチを支える筋肉を鍛えることができます。 短い距離から始め、徐々に距離を延ばしていきます。 ・ゴルフボールロール:床に置いたゴルフボールを足の裏で転がします。 これにより、足底筋膜をマッサージし、筋肉の緊張をほぐします。 ・足指のストレッチ:座った状態で、足の指を一本ずつ優しく引っ張り、曲げ伸ばしを行います。 これにより、足の指の柔軟性が向上し、アーチのサポートに役立ちます。
当時、息子は2歳なりたてだったのでこの中のかかと上げ(カーフレイズ)を主に取り入れていました。
その他、バランス感覚を養う片足上げ、坂道の上り下りで足の筋肉を鍛えるようにしていました。
具体的には日常生活の中で息子にとって遊び感覚で取り組めるようなものを意識しました。
例えば、以下のようなことを意識的に日常に取り入れていました。
①「あと少しで届くか届かないか」といった高さのテーブルなどの上に大好きなおもちゃを置いて
みる。
②公園の鉄棒で子どもがぶら下がろうとしたときに手伝いたいのをぐっと堪えてつま先立ちで自分
で掴もうとする姿を見守る。
③坂道を利用して競争してみる。
息子の足が扁平足だった話③へ
運動療法を約半年程行いましたが、息子の足は多少の改善はあったものの特注インソールの作製を
勧められる結果でした。
次の記事では特注インソール作製時の話をメインに書いていこうと思います。
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