認定こども園ってどんなところ?特徴やメリットについて

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今回の記事は「認定こども園」に絞って解説しています。
※幼稚園や保育園との比較はありません。
認定こども園ってどんなところ?特徴は?メリット・デメリットは?と疑問に思っている内容の解決、園見学の際の予備知識として役に立ちます。

はじめに

こんにちは、Kasuminです。

朝は多少冷え込む日が出てきましたね。

ですが、日中は日差しがあれば少し暑く感じるといった日が続いているので私も息子も服装にか

なり困っています。

さて、この時期になると来年4月入園に向けて保育園や認定こども園の入園申し込みが始まって

いたりもう締め切られている時期かと思います。

皆さんは「保育園」「幼稚園」「認定こども園」のそれぞれの違いや特徴って理解されていますで

しょうか。

今回は上記3つの中で「認定こども園」に絞って記事を書きました。

仕事復帰等に向けて預ける園を悩んでいる方の参考に少しでもなれるよう分かりやすく書いて

いこうと思います。

 

そもそも「認定こども園」って何?

どんな施設?

要約すると、「幼稚園と保育園のいいところを一緒にしたような特別な施設」になります。

保育と教育を一体的に提供することを目指した施設になります。

制度創設は比較的最近になります。

・管轄:内閣府(〜2023年3月)→こども家庭庁(2023年4月〜)
・制度創設:2006年(平成18年)
制度創設背景
認定こども園が創設された理由は社会的背景が大きくあります。

①待機児童問題の深刻化
都市部を中心に、保育園に入れない待機児童問題が深刻だった。

②幼稚園児の減少
幼稚園の利用児童数は減少が続いていた。

③共働き世帯の増加
女性の社会進出に伴い、共働き家庭が増加し、保育ニーズが高まっていた。

④少子化の進行
子どもの数や兄弟姉妹の数が減少し、集団活動や異年齢交流の機会が減っていた。

これらの問題に対応するため政府は「幼保一元化」という政策を打ち出し、認定こども園が誕生

したという流れです。

 

私立?公立?
どちらもあります。
公立認定こども園は自治体が設置・運営する施設、私立認定こども園は学校法人や社会福祉法人
などが設置・運営する施設になります。
認定こども園の設置主体は多様で、地域によって公立と私立の割合は異なります。
自分の地域には施設がいくつあって私立と公立の割合がどのくらいなのか、一度調べて見るのも
良いかも知れません。

 

4つのタイプに分かれる
一口に「認定こども園」と言っても更に細分化されるようです。
ちなみに、現在一番多いタイプは①幼保連携型になるようです。

①幼保連携型
最も一般的なタイプで、幼稚園と保育園の両方の機能を備えた施設です。

新設、既存の幼稚園や保育園が全面的にリニューアルされて設立される場合があります。

②幼稚園型
既存の認可幼稚園に保育園の機能が追加されたタイプです。

基本的には幼稚園としての位置付けが維持され、幼稚園教育要領に基づいた教育を行います

③保育所型
既存の認可保育園に幼稚園の機能が追加されたタイプです。

保育所としての位置づけは変わらず、保育所保育指針に基づいた保育を行います

④地方裁量型
認可外の幼稚園や保育園などに認定こども園の機能が追加されたタイプです

地域の実情に応じて柔軟に設置されます。

認定こども園の特徴とメリット

ここからは特徴とメリットを纏めていきます。

認定こども園の特徴

③についてはこの記事を書くまで知りませんでした。

ただ、片働き(専業主婦or主夫の方がいらっしゃる)世帯が預けたいと思っても点数制度がある

ので今の状態では預けたいと思っても都市部にある人気のこども園は共働き世帯しか入園の権利

が回ってこなさそうです。。。

①幼稚園と保育所の機能を併せ持つ施設である。

②0歳から就学前までの子どもが対象である。

保護者の就労状況に関わらず利用可能である。

④早朝保育・延長保育に対応している。

 

認定こども園に預けるメリット

我が家は認定こども園に入園は出来ませんでしたが、⑥地域の子育支援を仕事復帰するまでよく

利用していました。

ちょうどコロナ禍で交流が中々気軽に出来ない世の中だったので本当に助かりました。

また、先生との交流や支援拠点を提供している認定こども園に預けたいと考えている親御さん

とも話ができるので入園後の雰囲気も掴みやすいと思います。

①教育と保育の一体提供
幼児教育と保育を同時に受けられます。

②継続的な利用
保護者の就労状況が変わっても、同じ施設を利用し続けられます。

③異年齢交流
0歳から5歳までの子どもが一緒に過ごすため、幅広い年齢の子どもと交流できます。

④給食の提供
多くの場合、給食が提供されます。

⑤柔軟な保育時間
早朝〜、夕方以降も保育園同様、長時間保育に対応しています。

⑥地域の子育て支援
地域の子育て支援サービスを提供しているところもあります。

 

認定こども園に預けるデメリットはある?

子供を認定こども園に預けるデメリットとしては以下のことが挙げられます。

①と②に関しては子供を保育園に預ける際のデメリットと重なるところがあるかなと思います。

入園の優先順位があり、保護者の就労状況などによっては入園できない可能性がある。

②保育料以外にも費用がかかる場合がある。
食材費行事費延長保育料などの自己負担が必要になる場合もある。

幼稚園から移行した園では、平日の行事が多い傾向があり、働く保護者には参加が難しい場合もある。

④施設数がまだ少ないため、希望する地域にない可能性がある。

 

どんな子(家庭)が認定こども園に向いている?

参考程度に纏めました。

個々の子供や家庭の状況、各園の特徴によって適性は異なると思いますので実際に園を見学し、

園の方針や雰囲気を必ず確認してください。

①社交的で適応力のある子供:異年齢交流の機会が多いため、様々な年齢の子供たちと関わることが苦にならない性格の子供に適しています。

②教育と保育の両方を重視する家庭:幼児教育と保育を同時に受けられるため、両方を大切にしたい家庭におすすめです。

③就労状況が変化する可能性のある家庭:保護者の就労状況が変わっても、同じ施設を継続して利用できるため、キャリアの変更を考えている家庭に適しています。

④長時間保育を必要とする家庭:多くの認定こども園が柔軟な保育時間に対応しているため、長時間の保育が必要な共働き家庭におすすめです。

 

最後に

いかがでしたか。

今回は認定こども園に絞って概要から特徴・メリット・デメリットについて纏めました。

「認定こども園ってこういうところなんだ」と頭の片隅に知識を入れておいてもらって園の見学

や先生の話を聞くことで園生活がイメージしやすくなると思います。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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