※認定こども園や保育園との比較はありません。
幼稚園ってどんなところ?特徴は?メリット・デメリットは?と疑問に思っている内容の解決、園見学の際の予備知識として役に立ちます。
はじめに
こんにちは、Kasuminです。
前回、前々回の記事で認定こども園と保育園について各々纏めた記事を投稿しました。
今回は「幼稚園」に絞ってどんなところなのか、特徴、メリット、デメリットについて纏めま
した。
そもそも「幼稚園」ってどんなところ?
・制度創設:1899年(「幼稚園保育及設備規程」で制度化)
「制度創設」は1899年と書きましたが、日本初の幼稚園は1876年に東京女子師範学校附属
幼稚園として設立されました。
当初は富裕層の子女を対象としており、明治時代の近代化政策の一環として西洋の幼児教育が
導入されました。
第二次世界大戦後、1947年の学校教育法で現在の幼稚園制度が確立され、高度経済成長期に
幼稚園数が急増していきました。
現在は少子化の影響を受けて減少傾向にありますが、認定こども園への移行や保育園との機能
統合など、幼児教育・保育の形態が多様化しています。
私立?公立?
どちらもあります。
私立も公立も子どもの教育を目的としていますが運営主体や教育方針、サービス内容に違いが
あります。
選択の際は家庭の状況や子どもの性格、教育方針との相性を考慮して決めましょう。
【公立幼稚園】
①自治体が運営している。
②保育料が比較的安い。
③教員は公務員で、ベテラン教師が多い。
④規模が小さい園が多い。
⑤保育内容は子どもの主体性を重視している。
⑥預かり保育などの実施率が低い。
⑦保護者の参加機会が多い。
【私立幼稚園】
①学校法人などが運営している。
②保育料は公立より高いが、補助金制度がある。
③比較的若い教師が多い。
④規模の大きい園が多い。
⑤特色ある教育内容(英語教育、モンテッソーリ教育など)を行っている。
⑥預かり保育や給食、バス送迎などのサービスが充実している。
⑦行事や催しが多彩である。
幼稚園の特徴とメリット
ここからは特徴とメリットを纏めていきます。
①3歳から小学校入学前の子どもを対象としている。
②学校教育法に基づいて運営されている。
③義務教育の基礎を培うことを目的としている。
④主に午前中から午後早めまでの教育を行っている。
⑤教育内容に特色がある(英語教育、自然体験など)。
⑥行事が多く、保護者の参加機会が多い。
息子は1歳児から預かり保育を行っている幼稚園にお世話になっていますが、1歳児クラスの2学
期から上履きを履いて過ごす練習をしたり、2歳児クラスになってからは机と椅子に座って先生
の話を聞く時間や作業をする時間が入ってきているようです。
③の特徴がかなり色濃い園なので子供によって合う・合わないがかなりあると思うのですが、
息子本人は嫌がることなく、登園渋りも今のところ1回だけでいつもニコニコご機嫌といった
感じなので様子をみているところです。
(もし本人が合わないと感じて幼稚園が楽しくない・行きたくないと思う気持ちが強くなって
しまった時は転園も常に選択肢として頭の中には入れています。)
①教育に特化したカリキュラム
小学校への準備として、より体系的な教育を受けられる。
②豊富な行事や体験活動
運動会、遠足、発表会など、多様な経験ができる。
③保護者の参加機会が多い
子どもの成長を近くで見守れる。
④比較的短い保育時間
家庭での時間を大切にできる。
⑤同年齢の子どもとの交流
社会性やコミュニケーション能力の向上が図れる。
⑥特色ある教育方針
英語教育やモンテッソーリ教育など、園独自の特色ある教育を受けられる。
⑦預かり保育の選択性
必要に応じて延長保育を利用できる。
⑧保育料の補助制度
私立幼稚園でも補助金制度があり、経済的負担が軽減される場合がある。
⑨幼稚園独自のコミュニティ形成
保護者同士のつながりが生まれやすい。
↑このような疑問をたまに見かけますが、これは既存の制度が大きく関係しています。
【幼稚園】
子どもが3歳の誕生日を迎えた時点で、すぐに無償化が適用される。
→学校教育法上、満3歳から入園できるため。
→現行の幼稚園就園奨励費も満3歳から補助対象としているため。
【保育園】
3歳になった後の最初の4月から無償化の対象となります。
年度途中で3歳になっても、翌年度の4月まで無償化は適用されません。
→保育園では通常、年度単位でクラス編成を行うため。
我が家も幼稚園を選択したため、3歳の誕生日を迎えた翌月から無償化の対象になりました。
幼稚園に預けるデメリットはある?
認定こども園や保育園と違って親が関わることがより多くなるため、幼稚園に通わせることが
出来たとしても働きながら対応することが負担に感じる場合もあると思います。
共働きだけど幼稚園に入れたいと考えている場合は、気になっている幼稚園が共働き世帯にとっ
ても通いやすい制度やサービスを導入しているのか、費用はどのくらい追加でかかるのか、親が
参加する行事がどのくらいあるのかを聞いておくことが重要になってくると思います。
①保育時間が短い
共働き家庭には不便な場合がある。
※延長保育を導入している場合あり。
②長期休暇がある
夏休みなどの長期休暇中の子どもの預け先を確保する必要がある。
※長期休暇中でも預かり保育を実施している場合あり。(別途費用が発生する場合あり。)
③費用が比較的高い
入園料、制服代、行事費など様々な費用がかかる。
④行事が多い
保護者の参加が求められることが多く、仕事との両立が難しい場合がある。
⑤3歳未満児は入園できない
0〜2歳児の保育ニーズに対応できない。
※息子が通っている幼稚園は1歳児クラスから週2日or3日の預かりを実施していました。
⑥預かり保育に追加料金が必要
延長保育を利用する場合、別途費用がかかる。
⑦保護者の負担が大きい
弁当作りや行事の準備など、家庭での負担が増える。
どんな子(家庭)が幼稚園に向いている?
参考程度に纏めました。
個々の子供や家庭の状況、各園の特徴によって適性は異なると思いますので実際に園を見学し、
園の方針や雰囲気を必ず確認してください。
①社交的で集団活動を好む子供
②好奇心旺盛で様々な体験を求める子供
③保護者と過ごす時間を多く持ちたい家庭
④教育的なプログラムや行事に積極的に参加したい家庭
⑤比較的柔軟な勤務形態の保護者がいる家庭
⑥子どもの教育に時間とお金をかける余裕がある家庭
⑦長期休暇中の子どもの預け先を確保できる家庭
⑧保護者同士の交流を大切にしたい家庭
最後に
いかがでしたか。
今回は幼稚園に絞って概要から特徴・メリット・デメリットについて纏めました。
「幼稚園ってこういうところなんだ」と頭の片隅に知識を入れておいてもらって園の見学
や先生の話を聞くことで園生活がイメージしやすくなると思います。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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